東京ディズニーリゾートのアトラクションやレストラン、ショップなどには「バックグラウンドストーリー」が隠されています。バックグラウンドストーリーを知ることで、東京ディズニーリゾートをいつも以上に楽しむことができます。
今回は、その中でも東京ディズニーシーで大人気のアトラクション、センター・オブ・ジ・アースと海底2万マイル、この夏オープン予定のソアリン・ファンタスティック・フライトに関するバックグラウンドストーリーをご紹介します。
ミステリアスアイランドに隠されたバックグラウンドストーリー
センター・オブ・ジ・アースや海底2万マイルがあるエリア、ミステリアスアイランドを歩いている時に、キャストさんに「モビリス!」と挨拶されたことはありませんか?
キャストさんの制服をよく見ると、乗組員のような服装をしています。
ミステリアスアイランドは、ジュール・ベルヌの「神秘の島」という作品が基になって作られており、1873年ごろの南太平洋に浮かぶ火山島という設定となっています。
この火山島は、謎の天才科学者「ネモ船長」の基地となっており、船長は船員たちや見学者が火山島を快適に行き来できるように、カルデラにレストランや見学用の回廊をつくりました。
つまりここのエリアにいるキャストさんはネモ船長の船の乗組員であり、「クルー」と呼ばれています。クルー間の挨拶が「モビリス!」という言葉です。
ネモ船長がモットーとしている「MOBILIS IN MOBILI(モビリス イン モビリ)」というラテン語から由来した言葉で、「変化をもって変化する」という意味を持っているそうです。
ミステリアスアイランドに行った際は、ぜひクルーに元気よく「モビリス!」と挨拶してみてください。
また、ギョウザドッグなど人気のあるメニューを販売していることで有名なレストラン「ノーチラス・ギャレー」はクルーが食事をするところ、いわゆるクルーのための食堂という設定があります。
ノーチラス・ギャレーに行った際は、流れているアナウンスにぜひ耳を傾けてみてください。クルー向けの仕事の指示のアナウンスが聞こえてきたりしますよ♪
センター・オブ・ジ・アースのバックグラウンドストーリー
センター・オブ・ジ・アースは、ネモ船長の研究対象のひとつ、プロメテウス火山の地底を探検するジェットコースター系のアトラクションです。
私たちゲストは、プロメテウス火山の地底に広がる未知の世界へのツアーに参加するために、地底走行車という乗り物に乗り、火山内を探索します。
センター・オブ・ジ・アースのアトラクション待ち列でもそんなバックグラウンドストーリーの世界観を満喫できるようになっています。
待ち列の中には、ネモ船長とクルーたちが研究している研究施設がいくつも存在します。
中には、ついさっきまでネモ船長が仕事をしていた部屋があったり、おやつを食べかけのまま研究に出ていった乗組員が居たりするので、よく観察してみてください♪
もっとセンター・オブ・ジ・アースのバックグラウンドストーリーを知りたい!という方は、不定期で開催されているツアー、マグマサンクタムツアーに参加してみましょう。
海底2万マイルのバックグラウンドストーリー
海底2万マイルはジュール・ヴェルヌの小説「海底二万里」をモチーフに作られています。
私たちゲストは、ネモ船長がつくった潜水艇「ネプチューン号」に乗り、神秘的で不思議な海底に冒険に出ます。
海底2万マイルのアトラクション内部でも、ネモ船長の研究の端々を見ることができます。
ぜひ注目して欲しいのが、ミステリアスアイランドで行われている「水中農園」の存在です。
ミステリアスアイランドは、溶岩や鉱物に囲まれた土壌のため、果物や穀物を育てることができません。
よく見ると、ミステリアスアイランド周辺の木々はすべて枯れてしまっている事に気付くと思います。
そのため、水中農園で、新しい海藻等の研究や育成が行われているのです。
水中農園は、海底2万マイルのアトラクション内でも確認することができますよ♪
その他にも、ミステリアスアイランド内を見渡すと、ネモ船長の「N」が描かれたモチーフがたくさん存在しています。ぜひ探してみてください。
ソアリン・ファンタスティック・フライトのバックグラウンドストーリーは?
2019年7月23日、東京ディズニーシーに待ちに待ったアトラクション、「ソアリン・ファンタスティック・フライト」がオープンします。
ソリアン・ファンタスティック・フライトのアトラクション概要に、このような一文があります。
メディテレーニアンハーバーの丘に、空を飛ぶという人類の夢を称える特別な博物館、ファンタスティック・フライト・ミュージアムがあります。この博物館では、飛行の研究に情熱を注ぎ、未来を夢見て努力し続けた女性、カメリア・ファルコの人生を振り返る特別展が開催されています。
引用元:公式サイト
私たちゲストは、この博物館に入場して、様々な展示物を見ながら館内をめぐり、最後にはカメリアが仲間と一緒に開発した空飛ぶ「ドリームフライヤー」に乗ることができるアトラクションです。
これらのバックグラウンドストーリーは一部に過ぎません。
このような細かいバックグラウンドストーリーと、それに基づいた演出やモチーフが東京ディズニーリゾートのパーク内にはたくさん存在しています。
東京ディズニーリゾートに遊びに行く際は、ぜひバックグラウンドストーリーを意識して歩いてみてはいかがでしょうか?
いつも以上に楽しめること間違いなしです♪