東京ディズニーリゾートのパークは、いつも清潔に保たれています。
それは、カストーディアルとしてお仕事をしているキャストさんが掃除をしてくれているからです。
今ではアトモスフィア・エンターテイメントとしても大評判になっている、カストーディアルのお仕事を覗いてみましょう!
カストーディアルの意味は掃除では無い!?
Weblio辞書によると、 カストーディアル(custodial)は保護、保管といった意味の英語です。
特に子どもの保護と言う意味合いも含まれているそうです。
掃除を意味する英単語は、
- sweep=掃除する、掃く
- clean=清潔にする、掃除する、手入れをする
- clean up=きれいに掃除する、片づける
などです。
東京ディズニーリゾートでは、園内の清掃に携わるキャストのことを、カストーディアルキャストと呼んでいます。
つまり、カストーディアルは、保護、保管、管理するという考えのもとで働いているキャストのことを指しています。
カストーディアルキャストについて
カストーディアルキャストとは?
カストーディアルとは、パーク内の清掃をするキャストのことです。
カストーディアルキャストは、安全で清潔な環境作りのため清掃に従事しています。
清掃が主な仕事ではありますが、頼まれればゲストの写真撮影をしたり、道案内をしたりします。
時には、パレードやショーの前座として、盛り上げる役回りも!
ゲストの素敵な思い出作りのお手伝いをする、夢のあるお仕事なんです。
ファンカストーディアルはスゴ技のミニショー
カストーディアルの中には、すばらしいスゴ技を持つキャストもいます。
音の出るカストーディアルは「ファンカストーディアル」といって、人気のあるアトモスフィア・エンターテイメントになっています。
ほうきの魔法で「カストーディアルアート」
カストーディアルキャストにとって必須アイテムの1つが「トイブルーム」と呼ばれるほうきです。
このトイブルームは、キャストのパフォーマンスの道具にもなってしまうのです!
これは「カストーディアルアート」と呼ばれ、雨の後の水たまりの水や、掃除に使う水を利用して、器用にミッキーマウスやドナルドダックなどの絵を描き上げます。
東京ディズニーシーでしか見ることができないので、パークに訪れた際は注目してみてください♪
東京ディズニーリゾートでの5S活動
5S活動とは、主にサービス業における環境維持に用いられているスローガンで、東京ディズニーリゾートでもこの「5S活動」を基本にしています。
- 「整理」不要なものを捨てること
- 「整頓」使いやすく並べて置くこと
- 「清掃」綺麗に掃除をしながら、あわせて点検もすること
- 「清潔」綺麗な状態を維持すること
- 「しつけ」きれいに使うように習慣づけること
これに基づき、きれいなパークを環境面から「管理・維持する」ためのキャストという意味で、カストーディアルキャストと呼ばれているんですね。
「お客様=ゲストであるお子さんがけがをしないように、遊園地はきれいでなくてはいけない」というウォルト・ディズニー氏の考え方が反映されているとも言われています。
パーク内にはゴミ箱がたくさん!
ゲストが物を捨てられるゴミ箱!
パークを清潔に保つためには、ゲストも物を捨てられるゴミ箱が必要です。
東京ディズニーリゾートのパークには、ゴミ箱(トラッシュカン)が数メートルごとに配置されているそうです。
現在2つのパーク合わせて1200個〜1500個程度あるとも言われている、トラッシュカンはテーマランド毎に違うデザインになっています。
訪れた際にはぜひ、チェックしてみて下さいね!
トラッシュカンのグッズが登場!
東京ディズニーリゾートでは、トラッシュカンをイメージしたグッズが販売されています。
東京ディズニーランドのキャンプ・ウッドチャックエリアと東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントエリアにある、「トラッシュカン」デザインのグッズです。
- 本物のゴミ箱として使用できる大きさ ¥4,000円
- ペン立てなどをイメージさせる小物入れの大きさ ¥1,500円
の2種類が発売になっています。
また、「トラッシュカンデザイン~ミニチュアフィギュアコレクション」(680円)も数種類が発売されています。
しゃべるトラッシュカンがいた!?
東京ディズニーランド開園15周年(1998年)頃にトゥモローランド付近では動いて喋るゴミ箱「プッシュ君」が出没していた時期がありました。
プッシュ君は動き回り、ゲストに「ゴミちょーだい」などのセリフを喋り、とても可愛がられていました。
動くゴミ箱(トラッシュカン)は、子どもたちにも大人気だったと言われています。
いかがでしたか?
東京ディズニーリゾートでゲストが気持ちよく過ごせるのは様々な心配りが隠されているからなんですね。
私たちゲストもパークを汚さないよう、心配りをしながら楽しみましょう!