東京ディズニーランドの人気アトラクション「ホーンテッドマンション」は内装や演出の芸術性が評価され、多くのゲストに愛され続けているアトラクションです。
ディズニーハロウィーンのスペシャルイベントが開催されると際に「ホリデーナイトメア」という特別仕様になることをご存知でしょうか?
今回は、通常ver.とホリデーナイトメアver.の違い、そしてそれぞれのアトラクションの内容や原作についてもご紹介していきたいと思います!
ホーンテッドマンションって?
ホーンテッドマンションは、ディズニーランドのファンタジーランドの奥にひっそりと佇むお屋敷を題材としたアトラクションです。
このマンションに住まう住人は、全て霊体となったおばけたちです。
彼らはあわせて999人住んでいるのですが、1000人目の魂を迎え入れるべく、マンションのプレショーを開催することにします。
ゲストはプレショーに招かれたお客様として、死の車を意味する”ドゥームバギー“に乗り込み、マンションの中を観覧することになるのですが…その中はまさに不気味な世界。
動いている絵画、骸骨が踊る舞踏会、水晶に映る首だけの魔女…一度足を踏み入れたら、ここは普通のマンションではないことに気づくことでしょう。
オーディオアニマトロニクスが紡ぐ、美しき幽霊屋敷の世界
ホーンテッドマンションは、東京ディズニーランドが開園した1983年からずっと続く人気の高いアトラクションです。
その理由のひとつとして、完成度の高いオーディオアニマトロニクスを活用した幻想的な世界観の演出が挙げられます。
アトラクションに乗ったことのある方はご存知かと思いますが、アトラクション内で動く幽霊や映像、そして骸骨たちの口の動きと音声がピッタリになっているんです。
音とアニメーションをコンピューター技術で制御することで生み出したウォルト・ディズニーの産物は、現在も私たちゲストに驚きと感動を与えてくれています。
「ホーンテッドマンション:ホリデーナイトメア」とは?
ディズニーハロウィーンのスペシャルイベントの際に開催される「ホーンテッドマンション:ホリデーナイトメア」はティム・バートン監督作の映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』が題材となっています。
映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
日本では1994年に公開されたストップモーションアニメ映画である『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は、主人公のジャック・スケリントンが未知の世界を知ることで起きる物語が描かれています。
舞台となるハロウィン・タウンの主役であるジャック・スケリントンは、毎年人々を驚かせたり怖がらせたりする「同じこと」に飽き飽きしていました。
そんなジャックの前に現れたのは、不思議な扉が付いた木。
扉の向こうには、ジャック・スケリントンの知らない幸せで元気に満ち溢れるクリスマスを楽しむ、笑顔の人々の姿があったのです。
影響を受けたジャック・スケリントンはハロウィン・タウンでもクリスマスを開こうと、クリスマスの主催者であるサンディ・クローズを呼ぶことにしたのですが、クリスマスを知らない街中の人々は新しい出来事に大慌て。
果たして、ハロウィン・タウンの住人は、クリスマスの良さを知ることができるのでしょうか?
ジャック・スケリントンやハロウィン・タウンの住民が大活躍!
「ホーンテッドマンション:ホリデーナイトメア」は映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の世界観をそのままに明るさにあふれた装飾や演出が施されています。
アトラクション入口上部では、ゲストを祝福するようにジャック・スケリントンが手を振ってくれます!
さらにホーンテッドマンション内部はハロウィン・タウンで暮らす住民たちが飾りつけをしており、ハロウィン・タウンのおばけたちが演出も監督もしているんです!
サンディ・クローズに扮したジャック・スケリントンが、みんなにおもちゃを掲げて登場するシーンは、かっこよさと茶目っ気が重なって、ファンにはたまらないシーンです。
“楽しいお化け屋敷”に変わるホーンテッドマンション
本来のホーンテッドマンションは美しくも恐ろしい演出で人気が高いのですが、「ホーンテッドマンション:ホリデーナイトメア」は全体的に明るい演出なのが特徴的です。
ナイトメアー・ビフォア・クリスマスの作品に登場するキャラクターが出てくることもあって、小さな子供でも十分楽しめる内容になっています。
アトラクション内の音楽も映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の作中のオープニング「ハロウィン・タウンへようこそ」などが使用されており、馴染み深さも出ています。
ぜひディズニーハロウィーンのスペシャルイベント期間中に「ホーンテッドマンション:ホリデーナイトメア」を乗りに行ってみてはいかがでしょうか。